結婚や出産は、人生のなかでも大きな出来事です。
しかし私にとっては、楽しみと同時に「お金の不安」がいつも頭の中にありました。
「ちゃんとやっていけるのかな」。
「足りなくなったらどうしよう」。
幸せなはずなのに、心のどこかが落ち着かない。
そんな気持ちを、ずっと抱えていました。
この記事では、私自身が結婚から出産までを実際に経験するなかで、お金についてどんな不安を感じ、どう向き合ってきたのかを、正直な気持ちと一緒に書いています。
結婚直後に想像以上にお金が動いて焦った

結婚してすぐの頃、まず感じたのはお金が一気に動く時期に入ったという感覚でした。
まず大きかったのが、引っ越しにかかる費用です。
敷金や礼金、仲介手数料、引っ越し業者代などを合わせると、数十万円単位の出費になったと思います。
さらに、新生活を始めるための準備費用も必要でした。
冷蔵庫や洗濯機などの家電、カーテンや収納用品といった細かな生活用品。
細かい出費の積み重ね。
ひとつひとつは数千円〜数万円でも、合計すると十数万円ほどになっていました。
通帳を見たときに「思っていたより減っている…」と、正直かなり焦りました。
そのため、この時期は少し怖かったです。
「このペースで減っていったら大丈夫?」そんな気持ちが、頭から離れませんでした。
独身の頃は、毎月少しずつでも貯金が増えていく感覚がありました。
しかし結婚後は、その逆です。
減っていくスピードのほうが、目につくようになりました。
「ちゃんと話し合って決めた出費なのに」
「必要なものしか買っていないはずなのに」
それでも不安になる自分がいて「私、心配しすぎなのかな」と思ったこともあります。
今思えば、この時期に不安になるのは、すごく自然なことでした。
妊娠から出産までの不安とは

妊娠が分かったとき、嬉しさよりも先に出てきたのは不安でした。
「出産って、すごくお金がかかるのでは?」そんなイメージを、ずっと持っていたからです。
ただ安心したくて調べただけなのに
しかし調べれば調べるほど、「ウン十万円かかった」「思ったより大変だった」そんな体験談ばかりが目に入ります。
人によって状況は違うのに、その違いまで考える余裕はありませんでした。
「うちはどうなるんだろう」
「足りなかったらどうしよう」
今振り返ると、わからない時期に情報を集めすぎて、余計に不安になっていたと思います…
妊娠中はお金より心の余裕が欲しかった
妊娠中は体調が安定しない日も多く、思うように動けないことが増えました。
「仕事は続けられるかな」
「収入が減ったらどうしよう」
この頃は、お金の金額そのものより、先が見えないことがいちばんつらかったです。
今思うと、お金の不安というより「この先どうなるか分からない状態」が怖かったのだと感じます。
出産費用は、想像していたより現実的だった
出産前は、「いくら準備しておけばいいのだろう」と何度も考えました。
実際に出産を終えて感じたのは、制度があることで、極端に大きな自己負担にはならなかったということです。
ほとんどの方が利用される出産育児一時金。
出産育児一時金は、出産したときに健康保険から支給されるお金です。
金額は、1人につき50万円となっています。
※出産育児一時金の金額や制度内容は執筆時点の情報であり、変更されることがあります。最新情報は厚生労働省や、ご自身が加入している健康保険組合の案内をご確認ください。
この制度の存在を知ってからは、「全部自分たちで用意しなきゃいけないわけじゃない」と思えるようになり、気持ちがかなりラクになりました。
出産後に感じた、お金の不安の正体

赤ちゃんが生まれてからは、おむつやミルク、ベビー用品など、確かに出費は増えました。
しかし実際に不安だったのは、「これって、ずっと続くの?」という気持ちでした。
当時の私は、今かかっているお金が、この先ずっと同じペースで続くような気がしていました。
実際には、成長とともに必要なくなるものも多く、出費の内容はどんどん変わっていきました。
このことに気づけたのは、少し育児に慣れてからです。
育児を続けていく中で、「あれ、これはなくても大丈夫だったな」そう思うものも、正直たくさんありました。
たとえば、赤ちゃんが思ったより抱っこを好んだり、ベビーベッドではなく布団で寝るようになったり。
使うと思っていた育児グッズが、生活スタイルに合わないこともありました。
不安なときほど「備えなきゃ」と思ってしまいます。
しかし実際は、必要なものは、必要になったタイミングで十分でした。
まとめ:不安があっても少しずつ整えていきましょう

結婚も出産も、確かにお金はかかります。
しかし、実際に経験してみて思うのは、「想像していたほど、どうにもならないものではなかった」ということです。
不安を感じていたのは、それだけ必死に考えていたからだったのだと思います。
うまくできているかどうかは分からなくても、振り返ってみると、私なりに少しずつ整えてきた時間でした。
この話がこれから子育てを迎える誰かにとって、「ひとりじゃない」と感じられるきっかけになれば嬉しいです

